「漫画こそ時代を映す鏡」 “伝説の編集者”鳥嶋和彦が語る大ヒット作の条件とは - アエラドット 朝日新聞出版 「漫画こそ時代を映す鏡」 “伝説の編集者”鳥嶋和彦が語る大ヒット作の条件とは アエラドット 朝日新聞出版 (出典:アエラドット 朝日新聞出版) |
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マグミクス12.28
https://magmix.jp/post/73317
●マンガ体験ゼロからスタートしたマンガ編集人生
マンガに関わる人にとって「週刊少年ジャンプ」は憧れの雑誌かと思いきや、鳥嶋和彦さんは、新入社員で「週刊少年ジャンプ」に配属されたときは大ショックだったと言います。というのも、鳥嶋さんはそれまでマンガをほとんど読んだことがなく、「週刊少年ジャンプ」という雑誌の存在すら知らなかったのだそうです。しかもバックナンバーを読んでも少しも面白いとは思えず、配属1週間で転職まで考えたのだとか。
そんな鳥嶋さんがなぜ「伝説のマンガ編集者」と呼ばれるまでになったのか? そこには独自の分析力がありました。さまざまなマンガを読んでいくうちに、マンガには「読みやすいもの」と「読みにくいもの」があると気付き、一番「読みやすいマンガ」として、ちばてつや先生の『おれは鉄平』にたどり着いたという鳥嶋さん。そこからさらに、猛烈な分析活動に入ります。
『おれは鉄平』の第1話を50回以上読み返し、すべてのコマについて「なぜこのコマ割りなのか」「なぜこのアングルなのか」など、その意味を分析してマンガの文法を体得したのだそうです。マンガ経験値がゼロだったからこそ、先入観なくマンガに取り組めたのかもしれません。
●初担当は『ドーベルマン刑事』
「週刊少年ジャンプ」で数々の漫画家を育てあげた鳥嶋さんが、最初に担当したのは『ドーベルマン刑事』を連載中の平松伸二先生でした。鳥嶋さんがまず考えたのは、雑談ができるくらいしっかりとコミュニケーションをとれる関係になること。当時20歳ほどで打ち合わせでもほとんどしゃべらない平松先生と、いかに会話をするかと頭をひねり、思いついたアイテムはなんとエッチなビデオだったそう。新作を見つけては持っていき、それをネタにして話をするという作戦です。これは見事にあたり、3か月後には会話のできる仲になったのだとか(それでも3か月もかかったんですね……)。
平松先生の描いた女性キャラに納得がいかず、原稿が仕上がっているにも関わらず描き替えさせたこともありました。アイドル雑誌「明星」のグラビアの榊原郁恵さんを示し、こういうイメージにしてくれと指示します。細面の美人から、かわいいキャラへと徹夜で描き直させたその回は、読者アンケートでも上位に飛躍し、『ドーベルマン刑事』人気に火をつけました。自分のアドバイスの手ごたえを実感できたこのとき、鳥嶋さんは初めて「マンガの仕事も面白いかも」と思ったそうです。
ちなみに、あまりにも容赦ない性格からマンガ界では鬼のように言われることも多い鳥嶋さんですが、平松先生の遠距離恋愛の相談にものっていたという天使な一面も。自伝的マンガ『そしてボクは外道マンになる』のなかで平松先生は、鳥嶋さんから「彼女は大事にしなきゃネ!! 何ンだかんだ言って……男は好きな女性の笑顔のために仕事するんだからさ!」と言われたと明かしています。
●鳥山明の500ページを「ボツ!!」
代名詞は「ボツ(不採用)」というほど、容赦なく「ボツ」を言い渡す編集者としても有名な鳥嶋さん。鳥嶋さんに見いだされ、『Dr.スランプ』や『ドラゴンボール』の大ヒット作をものにした鳥山明先生もその洗礼を受けたひとりです。
『ワンダー・アイランド』でデビューするも、読者アンケートで人気が出なかった鳥山先生は、その後1年間ひたすら原稿を描いては鳥嶋さんから「ボツ」をくらいまくります。その数なんと500ページ! その間「こうした方がいい……」などのアドバイスは一切なく、ひたすら「ボツ!」「ボツ!」「ボツ!」。 でもこれぞ、マシリト流の漫画家の育て方なのです。
鳥嶋さんは「いかに作家に無駄弾を撃たせ、いかに何度もダメ出しをするか」が大切だと言います。それは漫画家自身に「自分は他人よりなにが優れているか」を悟らせるため。編集者のアドバイスではなく、自分自身で気付くことで漫画家は初めて成長するという信念が、鳥嶋さんにはあるのです。
「ボツ」をくらい続けた鳥山先生はやがてアラレちゃんにたどり着き、『Dr.スランプ』という大ヒット作を生み出します。作品の中に出てくるマッドサイエンティスト「Dr.マシリト」は、鳥嶋さんから「一番嫌いな人間をイメージして描け」と言われ、鳥嶋さんをモデルに作り上げたキャラクターだといいますが、どこか憎めない悪役というところに、鳥山先生からの愛も感じますね。
●大ヒットゲームの立役者も実はマシリト
(本文略)
子供の頃から本が好きで、本当は文藝春秋社に入りたかったという鳥嶋さん。けれども就職する年度には採用がなかったため、集英社に入社することになったのだそうです。そのおかげで私たちは、日本の宝のようなマンガやゲームと出会うことができたともいえます。
鳥嶋「素晴らしい!ホラ、見て御覧なさい!
鳥山さん、こんなに綺麗な花火ですよ・・・」
スラムダンク終わらせたのは許すまじ
スラムダンクはあそこで終わっといて正解じゃね?
>>4
正解
売れまくったせいでDBの後に書いた作品を若い編集がボツに出来なかったからズルズルと沈んでいったな
持ち込みした高橋留美子の才能を見抜けなかったことは?
>>6
あれがジャンプに載ってたとして
今ほどにずーーと掲載し続けたかと言うと・・・
スラムダンクは井上が同人誌で
ヤオイネタにされてるのに腹立てて
終わらせることにしたと聞いたが
間違いか?
ネットやってない時代に聞いたからネット情報ではない
>>8
空耳じゃね?
>>8
キャプ翼の作者が怒りのコメント書いてたのは有名だけどなぁ
それでも別に連載やめたりしなかったしな
スラムダンクの頃にはもう人気作なら当たり前のことだった
たまたま売れた作家の編集だった。
それ以上のものはない。
ただ、前時代的なのを除けば鳥嶋は知的だから好きだわ。
>>9
鳥島の上の世代ってやくざみたいなのばかりみたいだもんな
昔のジャンプの漫画裏話的なの読むと
高橋の才能見抜けなかった点といい俺もそう思うね
そもそも既に業界トップの位置にいたジャンプで成功したからって
果たしてそれが本当に実力があったかどうかね。
個人的には初期から西村辺りまでは(部数伸ばしたという点においては)評価するが
鳥嶋辺りは単に黄金期のジャンプに乗っかってただけでは?という感は拭えないね
当時から能力のある人ほどまずはジャンプに応募するからねえ、編集はあまりにも無能でなければ務まる状況
すなみちゃん(トイレット博士)(マッドブル34)の後の人?
>>11
うわー。すごい。
マッドブルはもっと後だね。
今は白泉社の社長
漫画雑誌は同級生から読めと渡されたのしか読んでないんだが
昔はジャンプよりもマガジンが面白かった気がする
高橋留美子のころはサンデーで、流行ったのはあだち充だったと思う
Dr.スランプみたいな平和な漫画を書くやつから無理やりドラゴンボールを描かせる奴にするにはこれくらい狂ってないと無理なんだろうなw
売上的に正解だったと思うけど作者は全然おもしろくなかったと思うわww
んぢゃ
失礼な話を武勇伝みたいにしゃべるバカっているよね
でも、ボツを繰り返していなかったら、ドクタースランプもドラゴンボールも全く別物の面白くない絵が可愛いだけの作品になってた可能性が高いからね
マシリト抜きで鳥山明本人の描きたいように描かせてたら、Dr.スランプは「則巻千兵衛博士の珍発明」ネタ中心で、アラレちゃんは第一話限りの使い捨てキャラだった。恐らくよくて数巻ぐらいしか続かず、カルト的な人気を持つ高い画力のマイナーギャグ漫画になってたんじゃないかな。
>>25
鳥山明の初期短編集を見ると、本人の好みは明らかにアメリカ映画でギャグやることなんだよな
確かに画力はクソ高いけど、あれだと人気出るわけないから、マシリトが変えさせるのも無理ないと思う
鳥山明の初期短編集、全く面白くないからね
同じ作者とは思えないぐらいだった
森田まさのりとか子供の頃から漫画家志望だった作家の初期短編集は面白かったから、やっぱり鳥山明はイラストレーター上がりなんだなぁという印象
宝石が原石のままじゃ価値が無いのと同じ
職人が無駄な部分をカットして、磨いて価値の高い宝石になる
マシリトが職人だったんだな
ドラクエとジャンプのコラボも、マシリトの行動力の高さが発端らしいし
「ドーベルマン刑事」は面白かったなあ。
ドラマは内容が全然別モノだったせいか、大爆死してたけど。
たしかマシリトが初めて出たときは、
いつもは締め切り前に原稿を仕上げる鳥山明が
いくら催促しても持ってこず締め切りぎりぎりで
持って来たんだよな。
で、時間がないからそのまま印刷と
ワンピースの連載開始に反対していたらしいじゃん
目のデザインが気に入らんとか意味不明なことを言ってね
別にルフィのキャラデザが受けたから売れたわけでもないでしょ
>>30
「ジャンプで海賊漫画が一番に成るわけないだろ」と一番獲った時にも言ってたみたい。
ジャンプのマークは海賊なのにさw まぁ今はくどいって評価が大半になったけどね。
集英社にいた時「同人誌出してる人はね、漫画家じゃないんですよ」って言ってたのに、
白泉社に行ったとき同人誌即売会で出張編集部で「私が見ます!」って言ってたのには笑ったな。
現在は白泉社社長は別の人になったけど、何か成果あったのかね?。
>>33
時代に合わせようとして、おかしくなっちゃったんだろうな
餅屋は餅屋
信念は曲げちゃいかんという事だ
>>33
ウラケンを消した
漫画家ではないが漫画家の前段階にはなりうる、って認識なんだろw(最近そう改めたかもしれんがw
漫画形類みたいな(と言っても分かる人少なそう)
真面目な質問なんだけど、マンガの編集者という仕事は必要なの?
最終的にチェックしたり取りまとめる仕事は必要だと思うが…
開花させた才能と潰した才能と、どちらが多いか気になる
>>36
編集者なしだと、売れなくて赤字になった時の負債を漫画家が全て背負う事になるけど宜しいか?
「多大な恩恵が受けられる出版社で執筆したいです。でも担当編集者は要りません。私が描きたものを描きます」
って契約で漫画雑誌の貴重な執筆スペースを得るんだから
漫画に限らずこのような場合はどんな仕事も全責任を「やる」と言った人間が背負う事になる
漫画雑誌なんて、ほぼほぼ赤字だからな
単行本が売れないと出版社の方が潰れてしまうんだよ
>>39
> 漫画雑誌なんて、ほぼほぼ赤字だからな
> 単行本が売れないと出版社の方が潰れてしまうんだよ
え、そうなの?本当かなあ
少なくとも昔はそうじゃなかったはずだが
>>46
漫画家にまともな原稿料を払ってる出版社は赤字だよ
ページ5~6千円しか払わない出版社は知らんけど
>>40
横暴が服を着て歩いている大魔導師って…
Drマシリトのモデルになった人だよね?
口癖がボツ
俺はドラゴンボールよりDrスランプの方が好きだわ。
ドラゴンボールもレッドリボン軍のころまでは面白かったのになあ。
ボツボツボボボツボツボボーツ
でもマシリトがアキラの案をボツにし続け、逆張りし続けた結果がDBとスランプの大成功だからな
ドラクエの仕事を取って来たのもマシリトだし
荒木先生みたいに自分のアイデアの方が編集者の上を行ってる人でも編集者に感謝してるんだから、アキラもマシリトにもっと感謝しないと
それは俺の期待してる答えとは違うというか全く答えてないと言うか見当外れというか
俺は出版社が赤字であるとか経営状態がどうであるか、と言う話をしてるのではなく、
単行本でしか利益が出てない、雑誌自体は赤字、という点が事実であるかどうかを聞いてるのだけどね
そもそも今はともかく最初期はどこも単行本なんてろくに出てない時代があったのだから
ジャンプも勿論そうだった。単行本の比重が大きくなったのは80年代以降だろう。
しかしその時だって雑誌は赤字だった、とは思えないのだけどね。今だって利幅減ったかもしれないが
赤字とは思えない、そもそもそれならもう発行自体止めるべきだろうよ、ラノベみたいに単行本だけで良いだろうと。
>>48
雑誌を発行停止したら、単行本はもっと売れなくなるでしょ
漫画雑誌は単行本を売るための宣伝媒体なんだよ?
「ワンピースは黙ってても売れてるから、もうジャンプ作らなくていいよね?」
とはならない
二の矢三の矢を用意するために雑誌が必要なの
>>49
> 雑誌を発行停止したら、単行本はもっと売れなくなるでしょ
そうは思わんしそれに赤字がそれを上回れば全く意味はない
そもそも例えば小説とかそういうものじゃん
お前はラノベも掲載誌を毎週発行すればもっと売れるのに、なぜやらないんだ、とか思ってるわけ?
なぜそうしないんだろうねw何れにしても漫画雑誌ってのは基本的に単行本じゃなくて雑誌本体で
稼ぐシステムだったはずで、当初は単行本もなく、読み捨てが当たり前だったことでもそれは言えてると思う
ま、掲載本誌で稼ぐやり方ってのは昭和の発想で今や古臭い考え方であり、未だ過去の発想、遺物である
雑誌掲載主義に捕われてるって点では同意するけどね。
あと、そういう主旨から外れたよりも、実際の赤字の話の真偽をちゃんとして欲しいものだが?
それは話さないって事は、ジャンプなどの漫画誌が赤字って話は根拠はないってことになるが
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